りょうじんひしょう【梁塵秘抄】 後白河(ごしらかわ)法皇(ほうおう)が編集(へんしゅう)した歌謡(かよう)集。20巻(かん)(うち口伝(くでん)10巻(かん))。1169年または1179年の成立(せいりつ)。平安時代に流行した今様(いまよう)・催馬楽(さいばら)などを分類(ぶんるい)・集成(しゅうせい)したもので,当時の庶民(しょみん)の生活感情(かんじょう)がよくうかがわれる。◇「遊びをせんとや生まれけむ戯(んたわむ)れせんとや生まれけむ(ん) 遊ぶ子供(こども)の声聞けば わが身さへ(え)こそゆるがるる」(『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』の今様歌(いまよううた))