りょうみん【良民】 律令制(りつりょうせい)における賤民(せんみん)以外(いがい)の人民(じんみん)の称(しょう)。皇族(こうぞく)・貴族(きぞく)から一般農民(いっぱんのうみん)にいたるまで全人口の約(やく)90%をしめたが,その大部分は班田農民(はんでんのうみん)や最下層(さいかそう)の品部(しなべ)や雑戸(ぞうこ)であった。