*りんかいこうぎょうちいき【臨海工業地域】 海岸に発達(はったつ)した工業地域(ちいき)。わが国のように輸入(ゆにゅう)原料(げんりょう)を加工(かこう)し,その製品(せいひん)の輸出(ゆしゅつ)によって国の経済(けいざい)がなりたっている加工貿易(かこうぼうえき)型(がた)の国では,大量(たいりょう)の物資(ぶっし)の輸送(ゆそう)と集配に便利(べんり)な港に近いということが,工業立地の重要(じゅうよう)な要件(ようけん)である。こうして,鹿島(かしま)・京葉(けいよう)・堺泉北(さかいせんぼく)・水島(みずしま)・大分(おおいた)などの臨海(りんかい)工業地域(ちいき)が生まれた。また3大工業地帯(ちたい)も,その核心(かくしん)部は臨海(りんかい)部にある。