りんしょう【輪唱】 声楽におけるカノンの一形態(けいたい)で,ラウンドともいう。先に1つの旋律(せんりつ)が始まり,少しおくれて同じ旋律(せんりつ)が追いかけて模倣(もほう)していくもの。1つの旋律(せんりつ)を厳格(げんかく)に模倣(もほう)する点ではカノンと同じであるが,カノンの模倣(もほう)は何度の音程(おんてい)でもよいのに対し,輪唱(りんしょう)の場合は1度(同度)の最(もっと)も簡単(かんたん)なカノンである。