*ルソー(ジャン=ジャック=) (1712〜1778)フランスの思想家。ジュネーブの時計師(し)の子に生まれ,パリに出て『百科全書』にも寄稿(きこう),文筆生活を始めた。以後(いご)『人間不平等論(ふびょうどうろん)』『新エロイーズ』『社会契約論(けいやくろん)』『エミール』などをあらわし,人間は文明の進歩によって不自由(ふじゆう)・不平等(ふびょうどう)・不幸(ふこう)になったとして「自然(しぜん)に帰れ」と説(と)いた。