ルーベンス(ペーター=) (1577〜1640)フランドル=バロック美術(びじゅつ)を代表する巨匠(きょしょう)の1人。イタリアに遊学してルネサンスの名作にふれ,帰国後宮廷(きゅうてい)画家として活躍(かつやく)。力強くはなやかな色と,はげしい動きのある画風で,宗教(しゅうきょう)画・歴史(れきし)画をはじめ,肖像(しょうぞう)画・動物画・風景(ふうけい)画などあらゆる分野で多数の作品を発表した。「ディアナ」「マリー=ド=メディシスの生涯(しょうがい)」などが代表作。外交官(がいこうかん)としても活躍(かつやく)した。