アフリカ中央部にある内陸国。政体は共和政で,元首は大統領。首都キガリ。大部分が標高1500〜2000mの高原で,気候は温暖。主産業は農牧業で,マメ類・キャッサバ・トウモロコシなどを栽培。商品作物としてコーヒー・茶などを生産。15〜16世紀に牧畜民のツチが侵入し,農耕民のフツを支配して王国を形成。1880年ドイツの保護領,1919年ベルギーの委任統治領(のち信託統治領)となり,1959年にフツがツチの王政をたおして政権をにぎった。1962年の独立後も抗争はつづき,1993年和平協定がむすばれた。しかし,翌年の大統領機の撃墜をきっかけにフツの政府軍や民兵と,ツチ主体の反政府軍との間でふたたび内戦になった。◇内戦は1994年7月に反政府軍が首都を制圧して終結したが,この間数十万人が虐殺され,内戦と虐殺をおそれて約200万の人々が難民化した。面積:2.6万km2,人口:1062万。
〔国名の由来〕
語意は,土地を意味する定冠詞のRと,人々を意味するwandaによる。
〔国旗の由来〕
青は平和と幸福,黄色は経済の成長と発展,緑は繁栄と希望,かがやく太陽は啓発や挙国一致などを表す。