レーザー原位置角膜屈折矯正手術(laser in situ keratomileusis=LASIK)の意味で,近視を直す手術の一種。専用のカッターやレーザーで角膜の表面を薄くめくり,レーザー光を数十秒照射して角膜をけずった後,表面をまた元にもどして自然接着させる手術。これにより光の屈折が矯正されて視力が回復する。手術じたいは10〜15分ほどで終わり,翌日から高い視力がもどるため,近年,急速に普及している。◇手術器具の消毒不足による角膜感染症や,新技術のため術後の長い期間での眼球への影響はまだわからないなど,問題点はある。