レンツのほうそく【レンツの法則】 電磁誘導(でんじゆうどう)の起電力の向きに関(かん)する法則(ほうそく)で,誘導(ゆうどう)起電力はそれを生ずる原因(げんいん)をさまたげる向きに生じるという法則(ほうそく)。1834年にドイツのレンツが発見した。導線(どうせん)と磁界(じかい)とが相対運動をしている場合,導線(どうせん)に生じる誘導(ゆうどう)起電力は磁界(じかい)の時間的変化(じかんてきへんか)に等しい。その向きはつねにこの運動をさまたげるように生じる。誘導(ゆうどう)電流についても同じである。