*ロダン(オーギュスト=) (1840〜1917)フランスの彫刻(ちょうこく)家。工芸実技(こうげいじつぎ)学校で彫刻(ちょうこく)を学び,官立美術(かんりつびじゅつ)学校に進もうとしたが,3度も試験(しけん)に失敗(しっぱい)した。1864年「鼻のつぶれた男」を発表。その後イタリアに旅行し,ミケランジェロの作品に感動を受け,「青銅(せいどう)時代」を発表,そのするどい写実力で注目された。さらに「考える人」「カレーの市民(しみん)」「バルザック像(ぞう)」「地獄(じごく)の門(もん)」など,光とかげをうまく利用(りよう)して,人間の内面のすがたを力強く表現(ひょうげん)し,近代彫刻(ちょうこく)の道を開いた。