＊ロンドンぐんしゅくかいぎ【ロンドン軍縮会議】

1930（昭和5）年1〜4月，イギリスのロンドンで開催(かいさい）された海軍軍縮(かいぐんぐんしゅく）に関(かん）する国際会議(こくさいかいぎ）。アメリカ合衆国(がっしゅうこく）・イギリス・日本・フランス・イタリアの5か国が参加(さんか）。会議(かいぎ）は難航(なんこう）したが，結局(けっきょく），補助艦(ほじょかん）の保有量(ほゆうりょう）を制限(せいげん）し，アメリカ合衆国(がっしゅうこく）・イギリス・日本だけが10・10・6．97の保有比率(ほゆうひりつ）をきめた（6年期限(きげん））。◇海軍首脳(かいぐんしゅのう）部はこれに反対したが，浜口内閣(はまぐちないかく）はロンドン軍縮条約(ぐんしゅくじょうやく）に調印(ちょういん）。これは天皇(てんのう）の大権(たいけん）である統帥権(とうすいけん）をおかすものだとして，統帥権干犯(とうすいけんかんぱん）問題をひきおこした。