*ワイマールきょうわこく【ワイマール共和国】 第一次世界大戦(たいせん)後成立(せいりつ)したドイツ共和国(きょうわこく)のこと(1919〜1933)。ドイツ革命(かくめい)後,ワイマールで憲法(けんぽう)を採択(さいたく)して発足。多額(たがく)の賠償(ばいしょう)金,フランス・ベルギーのルール占領(せんりょう),天文学的(てんもんがくてき)なインフレなど社会不安(ふあん)をかかえた。1933年,ナチスが政権(せいけん)につき,憲法(けんぽう)を停止(ていし)して独裁(どくさい)を始めた。 コーチ この国の憲法(けんぽう)(ワイマール憲法(けんぽう))は,人民主権(じんみんしゅけん)・男女20歳以上(さいいじょう)の普通選挙(ふつうせんきょ)・議院内閣制(ぎいんないかくせい)を定め,世界で初(はじ)めて社会権(けん)をみとめ,当時は世界で最(もっと)も民主的(みんしゅてき)な憲法(けんぽう)といわれた。