ワイマールけんぽう【ワイマール憲法】 1919年に公布(こうふ)されたドイツ共和国憲法(きょうわこくけんぽう)。第一次世界大戦(たいせん)後,ドイツは帝政(ていせい)から史上初(しじょうはじ)めて共和政(きょうわせい)(制(せい))へ移行(いこう)。普通選挙(ふつうせんきょ)で選(えら)ばれた国民議会(こくみんぎかい)が,1919年,ワイマールで新憲法(けんぽう)を議決(ぎけつ),公布(こうふ)した。国民主権(こくみんしゅけん),普通選挙(ふつうせんきょ)にもとづく議会民主主義(ぎかいみんしゅしゅぎ),所有権(けん)・生存権(せいぞんけん)の保障(ほしょう)など,20世紀民主主義憲法(せいきみんしゅしゅぎけんぽう)のさきがけとなった憲法(けんぽう)といわれる。◇1933年,ヒトラー*が政権(せいけん)をにぎると事実上の廃止(はいし)となった。