ワイルびょう【ワイル病】 ネズミに寄生(きせい)するスピロヘータの一種(いっしゅ)が病原体で,その感染(かんせん)によっておこる感染症(かんせんしょう)。1886年ドイツのA.ワイルが報告(ほうこく)。病原体はネズミから尿(にょう)として水に入り,皮膚(ひふ)や口から感染(かんせん)する。高熱(こうねつ)や目の充血(じゅうけつ)に始まり,じん臓(ぞう)や肝臓(かんぞう)がおかされて黄だんや全身の出血がみられる。