わがはいはねこである【吾輩は猫である】 夏目漱石(なつめそうせき)の長編小説(ちょうへんしょうせつ)。1905〜1906(明治(めいじ)38〜39)年発表。英語教師苦沙弥(えいごきょうしくしゃみ)家のネコの目を通して,文明社会に生きる人間を軽妙(けいみょう)に風刺(ふうし)する作者の処女(しょじょ)作。ユーモアあふれる文体により,広く世にむかえられた。