雷から身を守る方法について、近畿大学の先生に聞きました
雷が落ちて人に当たることは珍しいですが、最近も事故が起きています。2025年8月には、大分県で陸上自衛隊の2人が雷によって亡くなりました。その4か月前には奈良県の学校のグラウンドに雷が落ちて、生徒6人が病院で治療を受けました。
雷が近くに来たら、まず建物の中へ
雷について、近畿大学の森本健志教授に話を聞きました。雷の音が聞こえたり光が見えたりしたら、建物や車の中へ逃げることがとても大事です。
もし近くに無ければ「電線の下」に逃げることも方法の1つです。電線に雷の電気が流れていくので、その下は安全なことがあるそうです。また、電線をつなぐ電柱や鉄塔には、雷の対策がしてあります。しかし、電柱や鉄塔からは2メートルほど離れる必要があります。雷は高いものに落ちやすいですが、近くにいると「側撃」が起きることがあります。側撃とは、雷の電気が横に飛んでくることです。
電線や電柱なども無いときは、木などの高いものから4メートル以上離れて、両足をそろえてしゃがむしかないといいます。ただし、建物や車に逃げ込む以外の方法は「最後の手段」だと森本教授は言います。「雷にとって10キロは一瞬で移動できる距離。音や光に接したら、すでに危険の中にある」と話します。
雷の対策について森本教授は「常に雲の位置や動きに注意すること」と話します。気象庁の「雷ナウキャスト」を見ることが対策になるといいます。「雷ナウキャスト」の画面を見ると、雷の可能性があるときは地図に黄色の丸が出るようになっています。10分ごとにデータが新しくなります。近くで積乱雲(縦に大きくなった雲)が発生したら外での活動をやめて、雲の動きに注意したほうが良いです。
「日常的に雷ナウキャストを見て、見慣れておくことも対策の一つだ」と森本教授は話します。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。









