家族のために「2拠点生活」をした議員が、選挙管理委員会から「当選無効」と判断されました
宮城県気仙沼市のニュースです。遠藤秀和さんは4月の選挙で当選して、気仙沼市の市議会議員になりました。しかし気仙沼市の選挙管理委員会は「居住実態がない(市に住んでいない)」として当選を無効にすることにしました。遠藤さんは市の選挙管理委員会の決定は間違っているとして、宮城県の選挙管理委員会に審査してもらうことにしました。
今回問題になったのは、遠藤さんが「2拠点生活」をしていたことです。遠藤さんは家族の介護のために、家族のいる登米市と気仙沼市を行ったり来たりしていました。
法律では、地方の議員になるためには「選挙まで3カ月以上その自治体内に住所がなければならない」と決まっています。この「3カ月」は住民票だけではなく、生活の実態があるかないかも考えます。市の選挙管理委員会は遠藤さんの電気使用量を調べて、気仙沼市に住所がなかったと判断しました。
遠藤さんは「電気を使っていれば、住んでいなくても寝泊まりしたことになるのか」と反対しています。また選挙前の時期は、妻が新型コロナウイルスに感染して登米市に行く回数がさらに増えたなどの事情もあったとして「電気使用量を中心とした結論ではなく総合的に判断してほしい」と話します。
遠藤さんが気仙沼市で活動していること、近くの住民もよく見かけていることなどは、市の選挙管理委員会も認めています。当選無効が確定したわけではないので、現在は市議会議員を続けて議会にも出ています。
宮城県の選挙管理委員会は、審査を頼まれてから60日以内に判断をします。遠藤さんは、どういう結果になっても裁判などをするつもりはないといいます。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。









