ネコの尿のにおいが「名刺」の役割を果たしている可能性があります
ネコの尿(おしっこ)には、一匹ごとにちがう特殊な脂肪酸が含まれています。そのにおいが「名刺」の役割を果たしている可能性があります。岩手大学を中心とする国際共同研究グループがまとめました。
実験のきっかけは、ネコが尿のにおいをかいだ時にする「フレーメン」という表情です。フレーメンは、口を半開きにした表情です。一般的には、オスが発情期のメスの尿などをかいだ時に起こる反応とされています。
しかし、岩手大学の宮崎雅雄教授たちが、ネコにさまざまなネコの尿をかがせたところ、同性のものにもフレーメンを見せました。いっぽう、自分の尿への反応は少なかったです。
また、おなじネコの尿を5日続けて示すと、においをかぐ時間とフレーメンは、だんだん少なくなりました。しかし、毎日違うネコの尿を示した時は、嗅ぐ時間も反応も保たれました。
これらのことから宮崎教授たちは、フレーメン反応が、パートナーに限らず、それぞれのネコを判別する時に起きるのではと考え、分析を進めました。
宮崎教授は「ネコの尿には、人の指紋のように(その個体固有の)、異なる組み合わせの分岐鎖脂肪酸が含まれており、それが『においの名刺』として機能していると考えている」と説明します。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。










