「まぼろしの都」から「さし銭」
見つかった万年通宝や神功開宝などの「さし銭」=10月20日、京都府向日市 ⓒ朝日新聞社
京都府 長岡京の跡地から
平安京へ都を移すまでの約10年間、都が置かれていた長岡京(784~794年)の中心となった長岡宮の跡地(京都府向日市)で、複数枚の銅銭が見つかりました。京都府埋蔵文化財調査研究センターが10月20日、発表しました。この地域で、ひもを通して束ねた「さし銭」の状態で古代のお金が見つかったのは初めて。奈良時代に発行が始まった万年通宝などとみられています。
♣ことば 長岡京 奈良時代の終わり、桓武天皇が奈良の平城京から移した都。広大な敷地がありましたが、わずか10年で平安京へ移されたため「まぼろしの都」といわれます。
(朝日小学生新聞2025年10月22日付)









