高市早苗首相が所信表明演説
衆議院本会議で所信表明演説をする高市早苗首相=10月24日、国会 ⓒ朝日新聞社
「優先して物価高対策に取り組む」
内閣総理大臣(首相)の高市早苗さんは10月24日、衆議院・参議院の本会議で、初めての所信表明演説を行いました。はじめに「日本の未来を切りひらく責任をにない、この場に立っている」と話し、まず優先してガソリン価格などの物価高対策に取り組む考えをしめしました。
日本の防衛費について、今年度中に国の経済の大きさをしめす国内総生産(GDP)の2%に増やすと表明しました。もともとの目標の2027年度から時期を早めます。防衛費は、日本の安全を守るために必要なお金のことで、自衛隊の訓練や戦車の整備などに使われます。
また、一部の外国人による法律に違反する行動に対し、政府は対応をきびしくしていくとうったえました。日本維新の会が主張する、東京以外の都市に副首都を置く「副首都構想」を検討していく方針もしめしました。
♣ことば 所信表明演説 首相が国会で、政権の基本的な姿勢をしめしたり、国の課題に対する政策の説明をしたりする演説。首相が交代した時などに行われます。
(朝日小学生新聞2025年10月26日付)









