戦争の死者数、376万人と推計
戦争で亡くなった人たちを追悼するようす=2024年8月15日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑 ©朝日新聞社
国の研究所調査 政府は「310万人」
日中戦争と太平洋戦争末期の1944年と1945年にどれだけの人が亡くなったか国の統計はありません。国立社会保障・人口問題研究所の研究者の調査によって、亡くなった日本人が全体で約626万人と推計されることがわかりました。1940年と1955年に行われた国勢調査の結果や、1940~55年の出生数と死亡数などから計算しました。
今回の推計によると、戦争による死亡者数は約376万人にのぼります。しかし、政府は戦争で亡くなった人は約310万人だとしています。戦争の被害が実際よりも少なく評価されてきたかもしれないとの指摘もあります。
(朝日小学生新聞2025年11月18日付)









