「1万まん円えん札さつの顔かお」の工こう場じょうで生せい産さん開かい始し

1875年12月16日、渋しぶ沢さわ栄えい一いちが東とう京きょうに建たてた会かい社しゃの工こう場じょうで、洋よう紙しの生せい産さんが始はじまった記き念ねん日びです。洋よう紙しは、ヨーロッパでつくる技ぎ術じゅつが発はっ展てんした紙かみのことで、木もく材ざいが原げん料りょうです。明めい治じ時じ代だいになって新しん聞ぶんや雑ざっ誌しが増ふえ、国こく内ないで洋よう紙しの印いん刷さつが必ひつ要ようだと考かんがえた渋しぶ沢さわが工こう場じょうをつくりました。

（朝日小学生新聞2025年12月16日付）