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東大生の6割が小学生時代に「〇〇」を経験!! 習い事に迷ったときにおすすめの1冊

東大生の6割が小学生時代に「〇〇」を経験!! 習い事に迷ったときにおすすめの1冊

「子どもに習い事をさせたいけど、何がいいかな?」「今やっている習い事でいいのかな?」と迷われている方も多いのではないでしょうか。実は、小学生の習い事人気第1位は「水泳」なんだそう。自身も水泳選手として活躍し、長年子どもたちに水泳を指導してきた菅原優さんが、著書『子どもに必要な能力はすべて水泳で身につく』(かんき出版)で、そんな水泳の“驚きの効果”について紹介しています。

水泳は「非認知能力」を鍛えてくれる!!

本書によると、東大生が小学生のときに通っていた習い事の1位は「水泳」で、なんとその割合は60%にものぼるそう。東大生に限らず、小学生全体でも「水泳」がトップだそうですが、その割合は28.4%にとどまります。いかに東大生の割合が高いかがわかるでしょう。

ここから「水泳には、東大合格を可能にする力を育てる」特性があると考えられる、と著者。

これには、水泳で鍛えられる「メタ認知能力」「自己肯定感」「集中力」など、いわゆる「非認知能力」が関わっているのですが、なぜ水泳でそれらの力が鍛えられるのでしょうか。本書にはその理由が詳しく書かれています。たとえば「自己肯定感」では、「種目」「距離」「タイム」など、目標設定に便利な客観的指数があるからだと言います。それによって多くの成功体験を積むことができ、それが自己肯定感につながっていくのだそうです。

小学生の習い事で一番人気という水泳。意外なことに、学習塾に通っている割合よりも、水泳を習っている割合のほうが高いのだとか。
水泳は「種目×距離×タイム」を掛け合わせて無限の目標設定ができる。小さな目標(スモールステップ)と成功の積み重ねが、自己肯定感アップに。

一生ものの「体力」が身に付けられる

ハーバード大の研究では、「青年期の体力」が、大人になってからの“成功”に深く関係しているという研究結果が出ているそうです。体全体を使う水泳は、全身の筋肉をバランスよくつけることができ、心肺機能も高められます。子ども時代に水泳で体力をつけておけば、お子さんの将来にとって大事な「貯金」となりそうです。

そして、お父さんお母さんにも、お子さんと一緒にプールに行ってほしいと言う著者。本書では、泳げない親御さんでも教えられる泳ぎ方の理論的な説明や、適切な目標設定褒め方など、実践的な内容も盛りだくさん。親子でコミュニケーションを取ることが、お子さんにとって大切なのだと気づかされます。

ほかにも、年齢に合わせた水への慣らし方や「子どもに『習い事をやめたい』と言われたときの対処法」、「海と河川で溺れたとき基礎知識」など、知っておきたい情報が満載。

ぜひ、習い事選びの参考にしてみて下さい。すでにお子さんが水泳を習っている方にも、役立つ知識がたくさんありますので、おすすめです。

親だからこそ、子どもと真剣に向き合って遊べると言う著者。親子で水に触れて、子どもの好奇心を育みましょう。
わかりやすいイラスト付きで、泳ぎの要素を分解してシンプルに説明。泳ぎが苦手な方でも、子どもにわかりやすく教えることができます。

著者紹介 菅原 優 (すがはら ゆう)

◎水泳教育者。Swimmy株式会社代表取締役。1987年、広島県生まれ。東京学芸大学教育学部生涯スポーツ専攻卒業。「水泳は子どもの生きる力を育む」をテーマに、14年間水泳指導を行う。マンツーマンで300人以上の子どもに教え、延べレッスン数は3000回を超える。スポーツ庁委託事業やクラウドファンディングにて、発達障がい児を対象とした水泳教室を開催。同時に東京学芸大学と発達障がい児の水泳に関する共同研究を実施する。映画『流浪の月』で水泳指導を担当。

◎NHK大河ドラマ『いだてん』に出演するなど俳優としても活躍。NPO法人スーパーダディ協会に所属する、1児のパパでもある。「日経xwoman DUAL」にて連載「水泳で子どもの生きる力を伸ばす」がある。

本の詳細

かんき出版のサイトへ→https://kanki-pub.co.jp/pub/author/details/1507

学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)

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