有料&無料、アプリ内広告、アプリ内課金。 アプリ表示をおさらいしよう!/今すぐ知りたい! 親子のための、学ぶアプリ探検隊【第77回】
スマホやタブレットで無料アプリを使っていると気になるのが、途中で出てくるバナー画像など広告の数々。この「アプリ内広告」って、どうして表示されるのか知っていますか?
それ以前に有料アプリと無料アプリの違いってなに?
そういえば、アプリ内課金ってどういう意味だっけ?
知っているようでイマイチ不安なアプリの表示についておさらいしましょう。
どこまで、理解できている? アプリストアの表示
まずは、アプリストアで目にする「無料」「有料」「アプリ内課金」「広告が表示されます」などの表示について復習しましょう。
■有料アプリとは
App storeやGoogle Playなどのアプリストアで配信されているアプリのなかで、ダウンロードするときに料金を支払うものを「有料アプリ」といいます。有料アプリのなかにも2タイプあります。
- 一度購入したらずっと使い続けられるもの
- 月額や年額などで使用料を払い続けるもの
ダウンロードボタンには、App store、Google Playともに料金が表示されています。
■無料アプリとは
App storeやGoogle Playなどのアプリストアで配信されているアプリのなかで、料金を支払わずにダウンロードして利用できるものを「無料アプリ」といいます。
ダウンロードボタンにApp storeでは「入手」、Google Playでは「インストール」と表示されているものは無料アプリです。
■アプリ内課金とは
アプリのなかで使う追加機能やコンテンツを購入できるしくみのことです。
アプリのダウンロードと基本機能を使うのは無料ですが、有料オプションの機能やコンテンツがある場合に表示されます。
たとえば、メッセージアプリでのスタンプ購入やゲームアプリでのアイテム購入、学習アプリでの広告非表示などがアプリ内での課金対象となります。
アプリ内課金があるアプリは、ダウンロードボタンの近くに「App内課金」(App store)、「アプリ内課金あり」(Google Play)と表示されます。
※有料アプリ内でのアプリ内課金でも同じように、追加機能やコンテンツを購入できるものがあります。
※アプリのダウンロードやアプリ内課金を実施するときには、「親子でいっしょに」を徹底しましょう。
アプリ内広告って、なんだろう?
次は、アプリを使用するときに表示される「アプリ内広告」のしくみについて。
なぜ、アプリ使用中に広告が表示されるの?
アプリには、開発したり、審査を受けたり、メンテナンスをしたり、アプリストアで公開し続けるためにけっこうお金がかかります。
そして無料アプリでは、その費用を得るために、開発者はアプリ内に広告を表示して、収入を得ているのです。これは、民法のテレビやラジオでコマーシャルが流れるのと同じしくみ。
アプリ開発者は、広告で得た収入で、定期的なメンテナンスやサービスをよりよいものにするためのアップデート開発を行なっています。アプリを使っていると広告がジャマと感じることもあると思いますが、このようなしくみで無料アプリが成り立っているのです。
なお、有料アプリやアプリ内課金で得た収入も、広告と同様に新しい機能の開発などにあてられています。
「アプリ内広告」をタップしたら、どうなるの?
アプリ内広告をタップすると、その広告が全画面で表示され、15秒や30秒など一定の時間、動画広告などを視聴することになります。広告視聴が終わり「×」ボタンが表示されると、タップして広告画面を閉じることができます。
このときに気をつけなければいけないのが、広告を視聴している間にむやみに画面をタップして、アプリを「インストール」するなどのボタンをタップしないこと。
タップした場合でも、アプリストアで「入手」または「金額」ボタンをタップしないとインストールしない手順になっていますが、お子さんが勝手にアプリをインストールして思わぬトラブルに巻き込まれないためにも、「アプリのインストールは親子でいっしょに」を徹底しましょう。
また、アプリ使用中に画面の一部分に広告が表示されることがあります。
この場合、広告が気に入ったらゲームなどを中断してタップして見ることもできますが、興味がなければスルーしてかまいません。
タップした先の広告画面での対応はさきほどと同じです。
アプリの表示についてのおさらいはいかがでしたか?
次は、「アプリ内課金」などにかかわるiPhoneやiPad、Androidの設定について紹介します。
※紹介した手順・情報は執筆時のものです。