いよいよプログラミング教育が必修化! 子どもの目に優しいアイケアモニターなどパソコン環境を整えましょう
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いよいよ4月から小学校で「プログラミング教育」が必修化されます。家庭でのパソコン学習について気になる保護者も多いでしょう。IT機器を子どもに使わせるうえで特に気になるのが、「視力が低下しないか」ということ。
今回は、教育評論家の親野智可等先生に一週間ほど「BenQ 23.8 インチ 目に優しいアイケアモニター GW2480T」をご試用いただき、家庭でのパソコン学習について、保護者が意識したいポイントを伺いました。
子どもの将来にIT機器の使いこなしは必須
――2020年度から小学校で本格的にプログラミング教育が始まりますが、何を子どもたちに教えるのでしょうか?
親野先生(以下親) 全世界でIT技術が急速に普及し、仕事にも生活にも入り込んでいますが、それを使いこなすことが個人レベルだけでなく、国レベルでも重要な課題となっています。
文部科学省が進めるプログラミング教育とは、単なるプログラミング技術の習得ではなく、「プログラミング的な思考の育成」を指します。
――プログラミング的な思考とは、どのようなものでしょう?
親 問題に対して「こういう手段でこういう工夫をして、こういう風に動かしていったら解決できます」と考えて、他人に説明・指示ができることです。
そうした論理的思考を身に着ける方向性を打ち出しているわけです。そのなかで実際にパソコンを使ったプログラミング的な内容も出てきます。
――やはり、パソコンなどIT機器を使用するのですね。
親 昔はどの国においても「読み・書き・そろばん(計算)」が教育の基礎でした。ところが、パソコンやタブレット、スマホなどのIT機器の登場で、この3つを同時進行で簡単に行えるようになりました。さらに、IT機器を使えば写真や動画を撮ったり、音を加えたりとさまざまなことが多面的にできるのです。
以前は読み・書き・そろばんの能力があれば、プライベートも仕事もうまくいき、幸せになれたかもしれません。ですが、今の時代においてはパソコン、タブレット、スマホを使いながら上手に情報を収集し、それをアウトプットして自分の考えやクリエイティビティを表現する必要があります。
――IT機器のスキルを高める必要があるのは理解できるのですが、「悪影響があるホームページにアクセスしてしまわないか」「ゲームにハマって勉強がおざなりにならないか」と心配で、子どもにあまり使わせたくない、という声もありますが……。
親 どうしても日本の親御さんは保守的な面が強く、臭いものにはフタをして遠ざけがちです。と、IT機器をできるだけ子どもに持たせたくないという気持ちは理解できます。しかし、IT機器操作の習得があまりに遅れてしまうと、子どものキャリア形成に不利です。ある程度親が積極的に関わるなかで安全な使い方を教え、子どもが能動的にIT機器を使いこなせるようになることが重要です。
100年の人生のために目を守る
――学校でプログラミング教育が始まったら、家庭では何をすればいいのでしょう?
親 ひとつ言えるのは、“自宅のパソコン環境を保護者がきちんと整える”ことです。平均寿命が伸びて「人生100年時代」といわれる昨今、特に子どもたちの目は大切ですね。
私の母は5~6年前に皮膚の手術を受けたのですが、そのとき皮膚科の先生がこう言いました。
「昔は紫外線対策をしないまま日光浴をすることが多かったので、年を取ってから皮膚の病気にかかる方が増えています」
これは紫外線と皮膚の話ですが、体は少しずつ負の遺産を溜め込んでいきます。目についても小さい頃からパソコンやスマホなどの画面を見続けていると、それが何十年も積み重なって年をとったときに具合が悪くなる可能性があります。
だから、子どもの目に優しいパソコン環境を整えてあげることは、親御さんが今考えている以上に重要です。目や睡眠に悪影響を及ぼすといわれるブルーライトなどの対策をすべきです。
――今回試用していただいた「BenQ 23.8 インチ 目に優しいアイケアモニター GW2480T」は、睡眠ホルモンの生成を減少させるブルーライトを軽減する機能が付いています。さらに、フリッカーフリー(目には見えないちらつきを完全にカットする)機能も備えており、子ども用のモニターにピッタリのモデルですね。
子どもは小さいものが認識しづらい
親 画面サイズも重要です。小さい画面をずっと見続けるのも目に大きな負担がかかります。
――文部科学省推奨の仕様(※)だと、学習用端末は11~13インチが望ましいとのことですが、あまり大きい画面ではありませんね。これはあくまで教室用で、自宅用は別に考える必要がありそうです。画面が小さいと、表示される文字も小さくなりますね。
※:「新時代の学びを支える先端技術活用方策」で学習用端末の推奨画面サイズは9~14インチ程度(11~13インチが望ましい)とされている。
親 小学1年生を教えていると、子どもは小さいものを認識しづらく、集中しにくいということもわかります。ですから、小学1年生の教科書は文字が大きく、小学6年生になると文字が小さくなるんです。そういう意味で「GW2480T」のような大きくて見やすいモニターを用意することも家庭でできるパソコン環境作りのひとつです。私もノートパソコンを「GW2480T」につないで使用してみましたが、原稿の文字などがグッと読みやすくやすくなりました。
――「GW2480T」は23.8インチと大きいので、目との間に自然と距離が生まれますね。
親 ノートパソコンの小さな画面では子どもが何を見ているか把握しにくいですが、外付けモニターがあれば、保護者が少し離れたところから確認できる点も安心です。
――子どもにIT機器を使わせるとき、姿勢が悪くならないかも気になります。
親 ノートパソコンやタブレットのみで操作しようとすると、どうしても猫背になりがちです。モニターに加えて外付けのキーボードやマウスも用意しましょう。
ノートパソコンだけを与えて子どもに「姿勢をよくしなさい」といってもダメなんです。外付けモニターをしつらえておけば自然と姿勢もよくなります。
環境を整えれば叱らずに済む
――確かにノートパソコンだけだと、どうしても視線が下がるので、首に負担がかかります。子どもの猫背を注意するのではなく、猫背にならないように外付けモニターを親が用意する必要がありますね。
親 姿勢が悪いと脳へ行く血液も減って、疲れて眠くなり、集中力も下がります。逆に姿勢が良くなれば集中力も上がり、腹筋、背筋も付いてきます。環境を整えずに、叱って済ませよう、我慢させようという発想はよくありません。
片付けも同じです。「片付けしなさい」と子どもを叱る前に、ワンタッチで収納できるようにしたり、ラベリングで片付けが簡単にできるようにしたり、環境を見直して下さい。
そうすれば叱らずに済みますし、子どもの努力に頼らなくても自然と片付けが身に付きます。プログラミング教育に対する準備と同じです。大人がしっかりと環境を整えることが第一歩です。
【キッズネット編集部おすすめのパソコンモニター】
23.8インチの大画面モニター。自然と最適な視聴距離(60~70cm)になる。ブルーライトを最大70%カットするモードや、フリッカーフリー(目には見えないちらつきを完全にカットする)機能を備え、子どもの目を保護。マゼンタとシアンのカラーフィルターを使ってディスプレイに表示される赤や緑の量をそれぞれ調整できる「カラーユニバーサルモード」も搭載。多様な色覚を持つ様々な人も色の違いを識別しやすくなり、 誰でもわかりやすいカラーで映像空間を楽しめる。実売価格19,800円前後(編集部調べ)。
【製品の詳細がわかる動画はコチラ】
周囲の明るさに応じて輝度を自動で調整する機能(B.I.)を備えており、わずらわしい設定は不要。高さ調整/ピボット機能付きで高さや向きの調整も行いやすく、最適な状態でパソコン学習を行えます。豊富なアイケア機能を搭載しながら実売価格2万円前後と、かなりお買い得! 付属のHDMIケーブルでノートパソコンなどとつなぐだけとセッティングも簡単です。まさに子どもの“マイファーストモニター”にピッタリの一台です。(キッズネット編集部・小林)
親野智可等(おやのちから)
教育評論家。1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務めた。教師としての経験と知識を少しでも子育てに役立ててもらいたいと、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いとたちまち評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。また、子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。読者数も4万5千人を越え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。『「親力」で決まる!』(宝島社)、『「叱らない」しつけ』(PHP研究所)などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知られる。長年の教師経験に基づく話が、全国の小学校や幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気となっている。
著書多数。
Webサイト http://www.oyaryoku.jp/