将来どんな職業につきたいか、小学生に選んでもらった結果をまとめました。上位10位を紹介します。
男女を合わせた全体の1位は「パティシエ(ケーキ屋さん)」です。女子からの人気がとても高く、2015年から7年連続トップです。
2位は「YouTuberなどのネット配信者」。昨年の4位からランクアップしました。
3位「医師(歯科医師含む)」、7位「看護師」も昨年より順位を上げて、「その他スポーツ選手」は15位にランクイン。それぞれ新型コロナウイルス感染拡大、東京オリンピック・パラリンピック開催といった出来事が背景にありそうです。
男子1位は「サッカー選手」「YouTuber」
「プロサッカー選手」と「YouTuberなどのネット配信者」は、近年の男子の人気職業です。今回は、ともに1位になりました。
「YouTuberなどのネット配信者」は、小学1年生から6年生まですべての学年でトップ5に入った唯一の職業です。新型コロナウイルスの影響で、外出を控えて、屋内でネット動画を見る機会が増えたからでしょう。
女子1位はダントツで「パティシエ」
女子1位の「パティシエ(ケーキ屋さん)」は、2001年の調査から、ほぼトップを守り続ける“レジェンド”です。今回も、2位だった「漫画家・イラストレータ―」「保育士・幼稚園教諭」「看護師」の3倍以上の人気を集めています。
「看護師」は、すべての学年で10位以内に登場し、昨年の5位を上回りました。
「楽しい」「おもしろい」を続けていこう
回答した小学生のうち33.9%は、将来つきたい職業が「わからない」を選んでいます。男子に人気の職業と、女子に人気の職業がありますが、そういったイメージを1度忘れて、いろんな職業に目を向けてみると発見があるかもしれません。両親など身近な人に「なんで今の職業についたか」「小学生のとき何になりたかったか」など話を聞くのも役立つでしょう。
でも、焦らなくて大丈夫。自分が「楽しいこと」「おもしろいこと」を続けていけば、それが未来の仕事につながるはずです。ぴたっとくる職業がなければ、まだ存在しない職業を、自分で作ったってよいのです。