理容師
こんな人 にピッタリ!
オシャレに興味があり、人をかっこよくしたいという熱意のある人。お客さんの要望を聞きながらヘアスタイルを決めていくので、人と話すのが好きな人が向いている。
どんな仕事 ?
シェービングができるのは理容 師 だけ
ヘアカットやシャンプー、ひげやムダ毛を剃るシェービングなどをおこない、顔まわりを整える仕事。日本の法律では理容師はシェービングができるが、美容師は許可されていない。これまで理容室は男性客中心というイメージが強かったが、現在は美容室に行く男性も多く、逆にシェービングなどで理容室を利用する女性客も増えている。
これがポイント!
理容 師 資格 と美容 師 資格 は違 うもの
理容師になるには、国家資格が必要だ。国が指定する理容師養成施設(理容美容専門学校など)で2年学び(通信制は3年)、国家試験に合格すると理容師資格を取得することができる。就職先は理容室、ヘアサロンなど。企業が運営するチェーン店や地域に根ざした個人経営の店など、その規模はさまざまだ。「理容師資格」と「美容師資格」は別ものなので、理容師資格を取得しても美容室で働くことはできない。
ダブルライセンスで活躍 の場 は広 がる
理容師と美容師の仕事は似ているが、資格は別々に取らなければならない。どちらの資格も取ろうと思えば各2年ずつ計4年、指定の養成施設に通う必要がある。ただ近年、制度が改正され、両方の資格(ダブルライセンス)を3年で取得できるカリキュラムが組めるようになった。実際、そうした養成施設も増えている。ダブルライセンスを持てば活躍の場も広がる。学校を選ぶ時の参考にしたい。
独立 を目指 すなら管理 理容 師 の資格 が必要
常時二人以上の理容師が働く理容室では、責任者として管理理容師を置くことが義務づけられている。将来、独立を目指すなら、この資格が必要だ。理容師免許を取得した後、3年以上の実務経験を積んで、都道府県知事が指定する講習を受ければ免許を取ることができる。
将来 はこうなる!
新 しいタイプの理容店 「バーバー」
美容室を利用する男性客が増えたことで理容室の数は減少傾向にある。一方で、新しいタイプの理容室も生まれている。その一つが「バーバー」だ。昔ながらのバーバー(理髪店)の魅力である技術や室内の雰囲気などを残しつつ、斬新な髪型を考案したり、ファッションや美容メニューの相談に乗るなど新しい付加価値をつけることで男性客の人気を集めている。理容師ももちろんオシャレに決めて、スタイリストとしてカッコよく仕事をする理容師も増えている。
データボックス
収入 は?
チェーン店などで一人前の技術者として働く場合は、月収25~30万円くらい。新人の見習い時代はかなり低めになる。
休暇 は?
店の立地条件にもよるが、理容室は月曜日が定休日の場合が多い。
職場 は?
理容室、ヘアサロン。店舗を持たずに訪問理容を専門とする理容師もいて、おもに医療施設、介護施設などで活躍している。
なるためチャート
理容師の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!