村井大助さん(関東天然瓦斯開発株式会社/技術部(K&Oエナジーグループ))
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みんなは
質問 ① お仕事 はどんなことをしていますか?
私は技術部という部署に所属し、天然ガスなどの地下資源がどのくらいあるか調査する仕事をしています。地下から水をくみ上げ、その中から天然ガスと、ヨウ素という成分も取り出しています。このヨウ素は、レントゲン造影剤やスマートフォンの液晶パネルに使われているんですよ。 それだけでなく、人の成長にも欠かせないものです。みなさんの生活に必要なものを採るという仕事に、やりがいを感じています!
質問 ② うれしかったことや大変 だなって思 うことはありますか?
天然ガスを採るのに「ガス井戸」というものを掘ります。そのために周りで生産している井戸の出かたをチェックしたり、いろいろなデータを取ったり…。目に見えない地下の実態を探るには、とても地道な作業が必要です。そうして「ここならこのくらいの天然ガスが採れそうだ!」と見当をつけます。実際に掘ってみたらばっちり予測が当たっていた、というときはすごく嬉しいですね! まるで宝探しのような、夢のある仕事ですよ。
質問 ③ どんなところで働 いていますか?
私の職場は千葉県茂原市。そこで、地下1200mの深さ、なんと約100万年前の地層から天然ガスとヨウ素を含んだ水をくみ上げています! くみ上げるためのガス井戸や、天然ガスなどを処理する場所、供給する前の都市ガスを貯めておくガスホルダー、ヨウ素を生産する工場などがあるところで働いています。地層を調査する人や井戸を掘る人、天然ガスを流す配管を設置する人、ガスホルダーを安全に守る人、ヨウ素をつくる人など、さまざまな部署の人と協力して仕事をしているんですよ。
質問 ④ どうやってその仕事 につくことを選 んだのですか?
私は、大学の工学部で資源開発の勉強をしていました。学んだことを活かすため、就職活動でK&Oエナジーグループに入社しました。会社には、土木を勉強した人、機械について勉強した人、電気を勉強した人、また理系だけではなく法律を勉強した人など、さまざまです。いろいろな分野の人が活躍できますが、大切なのはチームワーク! さきほどもお話したように、異なる分野の人が同じ場所に集まって、天然ガスやヨウ素を採っています。たくさんの人と協力し、チームの中で自分自身に何ができるかを意識しながら、日々の仕事に取り組んでいます。みなさんもぜひ、学生時代に仲間と協力し合う経験をしてみてくださいね。