和菓子職人
こんな人 にピッタリ!
一つのことに熱中できる人。手先が器用な人。きちょうめんな人。
どんな仕事 ?
高 い技術 と鋭 い感性 で和菓子 を作 り上 げていく
和菓子作りは、粉を練り、蒸したり焼いたりして、細かいかざりつけもほどこす、職人の技が際立つ仕事だ。やわらかな歯ごたえ、ぜつみょうな味はもちろん、見た目の美しさも大切だ。和菓子は日本の伝統文化である茶道にも欠かせないため、職人は茶道の「わび」「さび」などの風情のある世界を理解したり、季節の移り変わりをせんさいに表現したりする感性が求められる。お客さんにおいしいと言われたり、よい菓子ができたりしたときに、やりがいを感じることができる。
これがポイント!
専門 学校 で和菓子 ならではの技術 を学 ぶ
和菓子職人になるには、高校の調理科や専門学校の製菓コースなどで基礎的な知識や技術を学び、和菓子店や製菓会社などで働くのが一般的だ。そうした学校では在学中に「製菓衛生師」や「菓子製造技能士」など、就職に有利な資格を取ることができる。勤め先は、手作りの生菓子が中心の店、日持ちする焼き菓子や羊かんなどを中心にあつかうチェーン店、洋菓子を兼業している店など、経営形態はさまざま。入るときに、どんな和菓子を作りたいのか考えておこう。
将来 はこうなる
日本 の和菓子 から世界 の「WAGASHI」へ
大手の製菓会社では機械化された設備で和菓子が作られているが、伝統を重んじる和菓子店では機械を使いながらも、手作りのよさをいかして和菓子を作り続けている。人の細やかな手作業で作られる部分は、これからも決してなくならないだろう。日本を訪れ、和菓子の芸術的な職人技に感動する外国人は多く、海外でも和菓子の人気は高まっている。海外支店を持つ老舗和菓子店もある。日本の伝統を受け継ぎながら、「WAGASHI」職人として、海外で活躍するチャンスも増えそうだ。
データボックス
収入 は?
勤めるお店やメーカーによってちがってくるが、初任給は月収14~20万円くらい。ボーナスは平均で34万円くらい。経験を積むともっとアップする。
休暇 は?
週休二日制のところもあるが、お店、工場など働く場所によってちがう。
職場 は?
和菓子店、製菓会社など。
なるためチャート
和菓子職人の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!