医師のサポートをしつつ、患者一人一人の世話をする重要な存在。ハードだけれど、誇りを持てる一生モノの仕事だ!
こんな人にピッタリ!
人の面倒を見たり、世話をしたりするのが大好きな人。友達の気持ちや性格を理解するのが得意な人。もちろん高い使命感と行動力、プロの技量を身につける向上心も大切だ。月数回の深夜勤もあるハードな仕事なので、体力に自信がなければ務まらない。
どんな仕事?
患者への対応は臨機応変に。マニュアルには頼れない仕事だ
病気やけがに苦しむ人や心身に障害を持つ人、妊婦などに対し、心身ともに苦痛を和らげ、援助するのが仕事だ。外来、入院患者など担当によって仕事の内容はさまざまだが、マニュアルどおりにいかない仕事だけに、とっさの判断力やすばやい対処技術も求められる。半面、きびきびと働くその姿と笑顔は患者にとっては、とても頼もしい。
これがポイント!
国家試験に受かれば就職は確実
正看護師は国家試験合格、准看護師は都道府県の知事試験合格が条件。正看護師の国家試験を受けるには、高校卒業後、大学、短大、看護師養成校のいずれかで3年以上の専門教育を受けなくてはならない。もしくは中学卒業後、高校の一貫教育校(看護科3年、専攻科2年)で専門教育を受けて国家試験を受ける方法もある。合格率は、毎年90%前後。国家試験に合格すれば、就職先には困らない。
保健師、助産婦への道も!
正看護師の場合、免許取得後、1年程度の専門教育を受け、国家試験に合格すれば、保健師や助産師にもなれる。また専門看護師、認定看護師の道を歩んだり、病院勤務から看護学校教員に転じたり、公務員になる人もいる。
将来はこうなる
高齢化社会が進む中、看護師の需要は急拡大
高齢化が進む中、看護師の活躍の場がぐんと広がっている。急速に増えている訪問看護は、看護師と保健師が主役だ。介護施設や老人ホームでは看護師が常駐しているところが多く、民間のシルバーサービス事業にも看護師は欠かせない。在宅医療では、医師の補助的役割に留まらず、看護のプロとしての役割が期待されている。
データボックス
収入は?
正看護師の全国平均年収は498.6万円。准看護師はおよそ413万円と、正看護師と比べると2割弱ほど低くなっている。
休暇は?
多くの病院では、日勤・準夜勤・深夜勤の3交代制をとっている。深夜勤は勤務先により異なるが、平均で月5~6回。週休二日制の実施は難しい職業だが、年間の休日日数は一般企業と同じぐらいだ。
職場は?
病院、診療所、保健所、介護施設など。
なるためチャート
看護師の仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!