スポーツトレーナー

目標(もくひょう)に向(む)かって突(つ)き進(すす)む人(ひと)。人(ひと)の面倒(めんどう)を見(み)るのが好(す)きな人(ひと)。

スポーツをするのに必要(ひつよう)な体力(たいりょく)をつけるための食事(しょくじ)やトレーニングを、選手(せんしゅ)一人一人(ひとりひとり)の力(ちから)や体質(たいしつ)に合(あ)わせてアドバイスする。またケガを防(ふせ)ぐために、練習(れんしゅう)や試合(しあい)の前(まえ)に体(からだ)の弱(よわ)い部分(ぶぶん)をテーピングしたり、ケガをしたときに手当(てあて)したりするはもちろん、選手(せんしゅ)の動(うご)きや表情(ひょうじょう)から、いち早(はや)くケガを見(み)つけだすことも大切(たいせつ)な仕事(しごと)だ。筋肉(きんにく)疲労(ひろう)を改善(かいぜん)するためにマッサージもする。いろいろなスポーツを担当(たんとう)するため、各種(かくしゅ)スポーツの知識(ちしき)とトレーナーとしての専門(せんもん)知識(ちしき)や技術(ぎじゅつ)が必要(ひつよう)だ。選手(せんしゅ)と、スポーツの苦(くる)しみと喜(よろこ)びを分(わ)かち合(あ)える瞬間(しゅんかん)が、やりがいになる。

必(かなら)ず必要(ひつよう)な資格(しかく)はないが、国家(こっか)資格(しかく)の針灸(しんきゅう)師(し)、あん摩(ま)マッサージ指圧(しあつ)師(し)、柔道(じゅうどう)整復(せいふく)師(し)や、日本(にほん)スポーツ協会(きょうかい)公認(こうにん)アスレチック・トレーナー資格(しかく)があると、仕事(しごと)につながりやすい。トレーナーの中(なか)には、本場(ほんば)アメリカに留学(りゅうがく)し、全米(ぜんべい)アスレチック・トレーナー協会(きょうかい)認定(にんてい)のアスレチック・トレーナーの資格(しかく)を取(と)って活躍(かつやく)している人(ひと)もいる。

スポーツトレーナーといえば、プロのアスリートチームや企業(きぎょう)の実業(じつぎょう)団(だん)チームの専属(せんぞく)トレーナーとして働(はたら)くケースが多(おお)かった。しかしスポーツ人口(じんこう)の拡大(かくだい)や、健康(けんこう)志向(しこう)の高(たか)まりよって、スポーツトレーナーの役割(やくわり)や重要性(じゅうようせい)が広(ひろ)く認知(にんち)されるようになり、一般(いっぱん)の人(ひと)が利用(りよう)するトレーニングジムやフィットネスクラブなど、活動(かつどう)の場(ば)は広(ひろ)がっている。さらに中学(ちゅうがく)・高校(こうこう)の部活動(ぶかつどう)でも、ケガなどの予防(よぼう)のためにスポーツトレーナーの介入(かいにゅう)が求(もと)められている。また、高齢(こうれい)化(か)にともない、介護(かいご)予防(よぼう)やリハビリの現場(げんば)でも、スポーツトレーナーの活躍(かつやく)が期待(きたい)されている。

プロのアスリートチームと契約(けいやく)して働(はたら)く場合(ばあい)は、年収(ねんしゅう)300万(まん)円(えん)くらいから。

フィットネスクラブなどのスポーツ施設(しせつ)で、トレーニングの指導(しどう)をする場合(ばあい)は、土日(どにち)祝日(しゅくじつ)の仕事(しごと)も多(おお)い。

プロのアスリートチーム、企業(きぎょう)の実業(じつぎょう)団(だん)チーム、スポーツ施設(しせつ)、トレーニングジムなど。

スポーツトレーナーの仕事(しごと)につくための主(おも)なルートが一目(ひとめ)で分(わ)かるチャートだよ！