住まいやお店、オフィスなどのインテリア(照明や家具など)をセンスよく組み合わせて、快適な空間を作り出す。
こんな人にピッタリ!
室内の調度品や、絵画・陶芸など芸術全般に興味がある人。誰かの相談に乗ったり、会話をしたりするのが好きな人。
どんな仕事?
快適で暮らしやすい住まいを演出
快適で過ごしやすい室内空間を作るために、依頼人の要望やライフスタイルなどを考え、内装やインテリア用品の選定から配置までアドバイスをするのがインテリアコーディネーターだ。自分のセンスがいかせる、やりがいのある仕事だが、予算に合わせた見積書や契約書の作成、仕上がりのチェックまで幅広い実務能力も求められる。
これがポイント!
専門学校や大学で学ぶのが一般的
インテリアコーディネーターになるために絶対必要な資格はない。インテリア系学科のある大学や専門学校で学び、住宅メーカーやリフォーム専門会社、設計・デザイン事務所などに就職して経験を積んでいくのが一般的だ。通信講座で半年~1年くらいインテリアの基礎を勉強する方法もあるが、大手メーカーなどに就職したい場合は大卒のほうが有利だ。
資格取得でプロとしての信頼が増す
公益社団法人インテリア産業協会が実施している「インテリアコーディネーター資格試験」は、この資格がなければインテリアコーディネーターの仕事ができないというものではないが、プロとしての証になる。顧客の信頼度も増し、転職や独立の際に有利だ。
将来はこうなる
ホテルや病院など住宅以外にも活躍の場は広がる
快適な室内空間は作業の効率アップにつながる、と考える企業が増えている。またホテルや病院、高齢者施設、学校などでも、心地よい空間を演出することはそこで過ごす人々にとって重要だと認識されるようになっている。住宅にこだわりを持つ消費者も増えている。プロの視点で空間をコーディネートする仕事へのニーズはこれからも高まっていくだろう。
データボックス
収入は?
住宅関連会社などの規模によっても差がある、30~40代で平均月収は25~40万円ぐらい。フリーで開業した場合、トップクラスで年収2000万円以上かせぐ人も。
休暇は?
勤務先の就業規則にもよるが、依頼主の都合にあわせ休日に仕事をすることも多い。残業は多く、労働時間は一般職に比べてやや長め。
職場は?
住宅メーカーやデザイン事務所、リフォーム会社、インテリア用品会社など。
なるためチャート
インテリアコーディネーターの仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!