卓球選手

目標(もくひょう)に向(む)かって突(つ)き進(すす)む人(ひと)。体力(たいりょく)に自信(じしん)のある人(ひと)。機敏(きびん)な動(うご)きができる人(ひと)。

卓球(たっきゅう)は、台(だい)をはさんで高速(こうそく)のボールを打(う)ちあう競技(きょうぎ)だ。好(こう)成績(せいせき)を上(あ)げる選手(せんしゅ)は動体(どうたい)視力(しりょく)（動(うご)いている物(もの)を見分(みわ)ける能力(のうりょく)）と俊敏(しゅんびん)な動(うご)きにすぐれ、スピーディな動(うご)きで観客(かんきゃく)を魅了(みりょう)する。選手(せんしゅ)の多(おお)くは卓球(たっきゅう)クラブや企業(きぎょう)の所属(しょぞく)選手(せんしゅ)として活動(かつどう)するが、スポンサーと契約(けいやく)して活動(かつどう)するプロ選手(せんしゅ)も増(ふ)えている。

卓球(たっきゅう)選手(せんしゅ)になるには、地元(じもと)の卓球(たっきゅう)クラブからスタートすることが多(おお)い。その後(あと)、卓球(たっきゅう)の強(つよ)い高校(こうこう)や大学(だいがく)に入(はい)って競技(きょうぎ)経験(けいけん)を重(かさ)ねていく。学生(がくせい)時代(じだい)に活躍(かつやく)し、卓球(たっきゅう)チームを持(も)つ会社(かいしゃ)（実業(じつぎょう)団(だん)）にスカウトされれば、所属(しょぞく)選手(せんしゅ)として活動(かつどう)していく。また、企業(きぎょう)とスポンサー契約(けいやく)を結(むす)び、完全(かんぜん)にプロとして活動(かつどう)する選手(せんしゅ)もいる。

2018年(ねん)、卓球(たっきゅう)の国内(こくない)リーグであるTリーグがスタートした。日本(にほん)の卓球(たっきゅう)選手(せんしゅ)の多(おお)くは実業(じつぎょう)団(だん)に所属(しょぞく)しているが、Tリーグはその実業(じつぎょう)団(だん)チームの対抗(たいこう)戦(せん)で、賞金(しょうきん)も授与(じゅよ)される。国際(こくさい)大会(たいかい)では、世界(せかい)を転戦(てんせん)するITTFワールドツアーで賞金(しょうきん)とランキングを左右(さゆう)するポイントを獲得(かくとく)できる。こうした選手(せんしゅ)のモチベーションを上(あ)げようとする取(と)り組(く)みは今後(こんご)も広(ひろ)がっていきそうで、卓球(たっきゅう)は職業(しょくぎょう)としても魅力的(みりょくてき)なスポーツになっていきそうだ。

実業(じつぎょう)団(だん)に所属(しょぞく)する選手(せんしゅ)は、所属(しょぞく)先(さき)の給与(きゅうよ)が基本(きほん)収入(しゅうにゅう)となる。加(くわ)えて、各(かく)大会(たいかい)の賞金(しょうきん)が分配(ぶんぱい)される。プロの卓球(たっきゅう)選手(せんしゅ)になると複数(ふくすう)のスポンサー企業(きぎょう)と契約(けいやく)することも可能(かのう)で、人気(にんき)選手(せんしゅ)はCM出演(しゅつえん)料(りょう)なども含(ふく)め、年収(ねんしゅう)が１億(おく)円(えん)を超(こ)えるケースもあるようだ。

国内外(こくないがい)の大会(たいかい)に合(あ)わせてスケジュールが組(く)まれるので、試合(しあい)の合間(あいま)が休養(きゅうよう)期間(きかん)となる。筋(きん)トレなどの日常的(にちじょうてき)なトレーニングは欠(か)かせない。

試合(しあい)が行(おこな)われる全国(ぜんこく)各地(かくち)の体育館(たいいくかん)、世界(せかい)各地(かくち)の競技場(きょうぎじょう)など。

卓球選手(たっきゅうせんしゅ)の仕事(しごと)につくための主(おも)なルートが一目(ひとめ)で分(わ)かるチャートだよ！