目標(もくひょう)に向(む)かって地道(じみち)に努力(どりょく)ができる人(ひと)。スポーツが得意(とくい)な人(ひと)。

柔道(じゅうどう)部(ぶ)のある大学(だいがく)や実業(じつぎょう)団(だん)に入(はい)って、大会(たいかい)で良(よ)い成績(せいせき)を収(おさ)めるのが柔道(じゅうどう)選手(せんしゅ)の仕事(しごと)だ。全日本(ぜんにほん)柔道(じゅうどう)選手権(せんしゅけん)大会(たいかい)、世界(せかい)柔道(じゅうどう)選手権(せんしゅけん)大会(たいかい)などの大(おお)きな大会(たいかい)で良(よ)い成績(せいせき)を残(のこ)せば、オリンピックに出場(しゅつじょう)することもできる。選手(せんしゅ)として活躍(かつやく)しながら、大学(だいがく)や実業(じつぎょう)団(だん)の柔道(じゅうどう)部(ぶ)コーチとして教(おし)える人(ひと)もいる。柔道(じゅうどう)は礼節(れいせつ)を重(おも)んじるスポーツであるため、柔道(じゅうどう)選手(せんしゅ)は強(つよ)い身体(しんたい)はもちろん、何事(なにごと)にもくじけない強(つよ)い精神(せいしん)や礼儀(れいぎ)を日々(ひび)養(やしな)うことが大切(たいせつ)だ。

柔道(じゅうどう)選手(せんしゅ)になるには、柔道(じゅうどう)を教(おし)える道場(どうじょう)に入(はい)るか、柔道(じゅうどう)部(ぶ)のある高校(こうこう)や大学(だいがく)に進学(しんがく)してけいこを積(つ)み、日本(にほん)や外国(がいこく)で行(おこな)われる大会(たいかい)に出場(しゅつじょう)することを目指(めざ)そう。各(かく)都道府県(とどうふけん)の柔道(じゅうどう)連盟(れんめい)に登録(とうろく)して、昇級(しょうきゅう)試験(しけん)、昇段(しょうだん)試験(しけん)に合格(ごうかく)すると、級位(きゅうい)や段位(だんい)がもらえる。そして初段(しょだん)の試験(しけん)に合格(ごうかく)すると、柔道(じゅうどう)の総本山(そうほんざん)である「講道館(こうどうかん)」に入門(にゅうもん)することができ、会員(かいいん)証(しょう)が発行(はっこう)され、有段者(ゆうだんしゃ)の証(あかし)である黒帯(くろおび)の着用(ちゃくよう)が認(みと)められる。学校(がっこう)卒業(そつぎょう)後(ご)、柔道(じゅうどう)部(ぶ)のある会社(かいしゃ)に入(はい)り、働(はたら)きながら選手(せんしゅ)活動(かつどう)を続(つづ)けることもできる。

柔道(じゅうどう)は剣道(けんどう)や空手(からて)と並(なら)び、日本(にほん)で広(ひろ)く行(おこな)われている武道(ぶどう)の一(ひと)つだが、ヨーロッパ、ロシア、ブラジルなどでも人気(にんき)が高(たか)い。オリンピックの公式(こうしき)種目(しゅもく)にもなり、国際(こくさい)化(か)が進(すす)んでいる。優秀(ゆうしゅう)な選手(せんしゅ)が現役(げんえき)引退(いんたい)後(ご)も名(めい)指導者(しどうしゃ)として後進(こうしん)を育(そだ)て、日本(にほん)の柔道(じゅうどう)レベルを向上(こうじょう)させることが望(のぞ)まれている。

会社(かいしゃ)に所属(しょぞく)している場合(ばあい)、収入(しゅうにゅう)は社員(しゃいん)と同(おな)じ。そのため会社(がいしゃ)によって収入(しゅうにゅう)額(がく)はさまざまだ。全日本柔道連盟(ぜんにほんじゅうどうれんめい)の強化(きょうか)選手(せんしゅ)に選(えら)ばれると、国(くに)や地方(ちほう)自治体(じちたい)から補助金(ほじょきん)が出(で)る。人気(にんき)選手(せんしゅ)はCM出演(しゅつえん)料(りょう)などのタレント業(ぎょう)で収入(しゅうにゅう)を得(え)ることもできる。

社員(しゃいん)であれば週休(しゅうきゅう)二日制(ふつかせい)の場合(ばあい)が多(おお)いが、決(き)まっていない。日本(にほん)国内(こくない)で大(おお)きな大会(たいかい)のないオフシーズンでも、海外(かいがい)で開催(かいさい)される大会(たいかい)もある。日々(ひび)の練習(れんしゅう)は欠(か)かせない。

日本(にほん)や外国(がいこく)の道場(どうじょう)、大会(たいかい)の会場(かいじょう)など。

柔道選手(じゅうどうせんしゅ)の仕事(しごと)につくための主(おも)なルートが一目(ひとめ)で分(わ)かるチャートだよ！