文章読解・作成能力検定(文章検)
わかりやすい文章を書くには技術がいる。自分の伝えたいことを相手にしっかり伝えるために、「コミュニケーション力」を高めよう!
文章は組み立てられた情報なのである
手紙やメールで、誤解されるような書き方をしてしまい、友だちと気まずくなった経験はないだろうか。姿の見えない相手に、自分の文章を読んでもらう場合は、分かりやすい日本語を書くことがとても大事だ。
文章力のアップのために紹介しておきたいのが、文章読解・作成能力検定(文章検)。この検定試験では、文章でのコミュニケーション力や論理的思考力が試される。
例えば、「だれが」「どこで」「いつ」「何を」「なぜ」「どのようにして」といった項目を、順序よく並べることができているかどうか。そうしたテクニックは文章力の基礎なので、ぜひ体得したい。
また、文章検の試験では、文章を書く力だけでなく、資料やグラフから必要な情報を読み取る力も必要となる。コミュニケーション力を高めるには、こうした読解力も大切なのだ。
まずは4級にチャレンジ!
検定試験はレベルごとに4級、3級、準2級、2級に分かれている。小中学生の最初の目標は4級だ。文章の読解力や作成能力を鍛えることで、長文を書くことに対する苦手意識の克服につながるほか、高校入試の記述問題対策にもなる。上のほうの級に合格すれば、高校や大学・短期大学の入試で資格として評価されることもあるので、どんどんレベルアップを目ざしたい。
検定インフォメーション
受検資格は? | 制限なし |
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試験日は? | 個人受検は毎年1回 |
検定料(税込み)は? | 4級2000円、3級・準2級各3000円、2級4000円 |
団体受験できる? | 学校や塾などで10人以上の志願者がいればできる |
問い合わせ先
(公財)日本漢字能力検定協会
〒605-0074 京都市東山区祇園町南側551番地
TEL 0120-509-315