国家資格 気象予報士
気象予報士は、空の様子を観測し、天気を予報するプロフェッショナルな資格だ。とても難しい試験だけれど、中学生合格者も出ているぞ。君も後に続け!
ふつうは気象会社で働いている
気象予報士という資格の名まえは、テレビのお天気キャスターでおなじみだろう。テレビ局のアナウンサーが資格を取って、ニュース番組などのお天気コーナーを担当していることもあるけれども、いわゆるフリーのキャスターとして活躍している人が多い。
でも、そんなふうに、テレビに出ている気象予報士は、ほんのひと握りだけ。実際の有資格者の多くは、民間の気象会社で働いている。気象庁が発表した気象データをもとに、いろいろな業界に独自の天気予報を伝えているのだ。
天候によって発着時間やルートが左右される航空会社や海運会社から、その他、イベント会社や旅行会社まで、天気がどうなるかはとても重要な情報である。そうした会社と契約して、それぞれに必要な細かい予報を提供することが、気象会社の役割だ。
趣味で楽しんでいる気象予報士も多い
また、気象業界の総本山的な気象庁でも、たくさんの気象予報士が働いている。入庁するには、これまた難関の国家公務員試験を突破しなければならない。彼らはまさに、気象の世界のエリートたちだといえる。
これらのプロたちのほかに、資格で得た知識と技を趣味に生かしている人たちも多い。ホームページで自分の研究の成果を発表したり、気象好きが集まってサークル活動をしていたり、仕事に結びつかなくても、楽しみ方はいろいろだ。
検定インフォメーション
受験資格は? | 制限なし。だれでも受けられる。 |
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試験日は? | 1月、8月 |
受験料は? | 11400円 |
出題の内容は? | 学科試験と実技試験 |
問い合わせ先
(財)気象業務支援センター 試験部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-17
東ネンビル
TEL 03-5281-3664