さんじゅうさんげんどう【三十三間堂】 京都(きょうと)市東山(ひがしやま)区にある蓮華王院(れんげおういん)(天台宗(てんだいしゅう))の本堂(ほんどう)。国宝(こくほう)。平安時代末期(まっき)に後白河法皇(ごしらかわほうおう)が平清盛(たいらのきよもり)に建立(こんりゅう)させたもの。現在(げんざい)の建物(たてもの)は鎌倉(かまくら)時代の再建(さいけん)。柱の間数が33(実際(じっさい)の長さは約(やく)120m)あるので,この名がある。堂内(どうない)には湛慶(たんけい)とその一門の手になる1001体の千手観音立像(せんじゅかんのんりゅうぞう)を安置(あんち)している。◇江戸(えど)時代にはこの堂(どう)の裏側(うらがわ)で,全国の弓の名人による「通し矢」が行われた。