すえなしがわ【末無川】 河川(かせん)の下流部で流水をみない川。尻無(しりなし)川ともいう。乾燥地域(かんそうちいき)では,周辺(しゅうへん)の山地から流れだす中小河川(かせん)は砂漠(さばく)に入って水がかれ,末無(すえなし)川となる。湿潤気候(しつじゅんきこう)の地域(ちいき)でも,扇状(せんじょう)地の扇央(せんおう)部では,河水(かすい)が地下を流れ末無(すえなし)川となり,扇端(せんたん)でふたたび水流をみる川が多い。