そがし【蘇我氏】 6世紀(せいき)〜7世紀(せいき)前半,大和政権(やまとせいけん)で最(もっと)も勢(いきお)いのあった豪族(ごうぞく)。朝廷(ちょうてい)の財政(ざいせい)をあずかってから勢力(せいりょく)を得(え),仏教(ぶっきょう)など大陸(たいりく)文化の移入(いにゅう)につとめた。物部氏(もののべし)をたおして稲目(いなめ)・馬子(うまこ)・蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)と代々大臣(おおおみ)となり,皇室(こうしつ)をしのぐ勢(いきお)いを見せたが,蘇我氏(そがし)の主流は645年,中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)らにほろぼされた。◇入鹿(いるか)がころされたとき蝦夷(えみし)もやしきに火を放ち自殺(じさつ)した。