三重県伊勢市にある神社で,内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)をあわせてよんだもの。祭神は内宮がアマテラスオオミカミ(天照大神),外宮がトユケノオオカミ(豊受大神)。古代より皇室の氏神として特別の崇敬を受け,江戸時代にはおかげ参りの風習を生んだ。明治時代以後,国家神道の中心とされたが,第二次世界大戦後は国家から分離して宗教法人となった。◇内宮の正殿は「神明造り」建築の代表的なもの。
交通
JR参宮線または近鉄線伊勢市駅下車,バスの便あり。
コーチ
伊勢神宮では20年ごとに,正殿をたて直す「式年遷宮」のしきたりがある。