江戸時代末期から第二次世界大戦の時期までに作られた,日本の産業の近代化をになった鉱工業や交通,土木に関する建造物のこと。貴重な文化遺産として保護が進められている。1990(平成2)年に文化庁が用いはじめた概念で,96年の文化財保護法の改正によって保護が本格化した。重要文化財(「近代/産業・交通・土木」分類)に指定された建造物も数多い。代表的なものとしては,碓氷峠鉄道施設,門司港駅,日本煉瓦製造株式会社施設,旧富岡製糸場,琵琶湖疎水,八幡製鉄所,軍艦島などがある。⇒碓氷峠⇒富岡製糸場⇒琵琶湖疎水⇒八幡製鉄所⇒軍艦島