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「目のかゆみ」で勉強に集中できない!? 親が知らない学校生活の困りごとのケア【親子座談会】

「目のかゆみ」で勉強に集中できない!? 親が知らない学校生活の困りごとのケア【親子座談会】

毎年2月頃から始まる花粉シーズン。学研キッズネットにも読者から「花粉の季節がつらい」という声が多数寄せられています。

普段、子どもたちはどんな困りごとを抱えているのでしょうか?

今回は、自身も花粉症である教育評論家の親野智可等先生と親子2組をお招きして、子どもの生活面への影響と保護者ができる対策を語ってもらいました。

座談会メンバー

花粉による子どもの「目のかゆみ」、実際の困りごとは?

麻夏ちゃん:花粉の時期になると、すごく目がかゆくて大変です。

私は、特に目頭がかゆくて、ひどいときはかきすぎて切れちゃうから痛いしストレス。体育と外遊びのとき、あとは、花がたくさん咲いている公園に行くとひどくなります。

麻衣さん:大人と違って子どもは大胆にかくから、すぐに目が赤くなったり腫れたりするんですよね。見ているこっちは眼球が傷つく恐れもあるんじゃないかと心配で……。

年長のときに病院へ行き、飲み薬と目薬を処方してもらいました。小学生になってからも定期的に受診しています。

結史くん:僕は、習い事でサッカーをしてるときがつらくて、プレーに集中できません。練習をする河川敷は近くに草がたくさん生えていて、目がかゆくなるし、かくと涙が出てくるから、周りがよく見えなくなってしまいます。

真知子さん:普段そばにいるときは、私が目薬をさして症状をおさえるようにしているのですが、子どもがプレー中は対策ができないので、見ているこっちもつらくて。

親野先生:花粉による目のかゆみは、お子さんにとってすごくつらいですよね。

昔、私が受け持っていたクラスでも、半分以上の子が目をかいたり涙をふいたりと忙しくて、授業に集中できていなかった印象があります(苦笑)。

花粉が嫌だからといって、外で遊ぶのを我慢している子もたくさんいました。

結史くん:僕も目がかゆいときは、今日は教室で本を読もうって思うから同じかも。

麻夏ちゃん:目のかゆみ以外にも、鼻水もたくさん出るから、ティッシュを忘れた日は絶対に外で遊ばないようにしています。去年はついに、花粉対策用の眼鏡デビューもしました!(笑)

麻衣さん:家では床ぶきできるお掃除ロボットを使ったり、空気清浄機や加湿器を稼働させたりといろいろな対策をしていますが、学校で子どもたちがこんなに困っているなんて!

真知子さん:本当に! 改めて「そんな風に思っていたんだ」と、驚いています。

「目のかゆみ」が学力や登下校にも影響!?

親野先生:麻夏ちゃん、結史くんからいろいろな話が出てきましたが、特に勉強面で集中できないというのが大問題!

学校の授業って、毎日毎時間、新しいことを学んでいくカリキュラムになっているんですよ。

親野先生:授業中に先生の話をしっかり聞けていないと、話の内容がわからないまま授業が進んでいくから、一度つまづくとどんどんわからなくなることも。特に算数は積み上げ式の教科なので、注意が必要です。

結史くん:学校で花粉症がひどくて数日間休んだ子がいたけど、久しぶりに学校に来たら、算数の問題がわからなくて困っていたよ。

あとは、授業中に目をかいちゃうと涙がたくさん出てくるから、黒板の文字が見えなくなることがよくあります。

麻夏ちゃん:私も授業中、先生の話になかなか集中できなくて。かぜで休んでた子に昨日の授業の内容を聞かれたとき、ちゃんと教えてあげられなかったことがありました。

結史くん:あ! 僕も友だちに聞かれて、ドキッとしたことがあった! あのときも花粉の時期だったから、先生の話を聞けてなかったのかも。

真知子さん:授業の内容が頭に入りづらいというのは、知りませんでした。親としては、欠席していなければ大丈夫だと思っていたので……。

麻夏ちゃん:そういえば、5、6年生は学校の下駄箱掃除を担当するんだけど、花粉がひどくて大変って聞きました。みんなゴホゴホ咳をしだすし、目がかゆくなっちゃうって。来年から嫌だなぁ。

親野先生:外掃除以外に体育や遠足なんかも、花粉の症状がつらいから嫌だという子どもはとても多いですね。小さな我慢や不満が積み重なると、「学校に行きたくないな」という登校しぶりにつながることもあります。

意外と見落としがちなのが、登下校時の危険性です。特に朝は交通量が多いでしょう? 花粉による不快感があるし、注意力も散漫になりがち。そのうえ、目をかくと視界が狭くなり、うつむきがちになってしまうので、気をつけなくてはいけません。

結史くん:僕、赤信号なのに目がかゆくて見えてなくて、そのまま横断歩道を渡ろうとしたら、「いま赤だよ!」って友だちに止められたことがあったよ。

一同:えーーーー!!!!!

花粉による子どものつらい症状は、大人が想像しながらケアすることが大切

親野先生:花粉症による子どもたちへの影響は、大人が想像するよりもはるかに多くあるということをまずは知ってほしいですね。

親野先生:それに子どもたちは、経験値も情報もないですから、大人が守っていく必要があります。特に注意が必要なのは、親が花粉症を経験したことがなかったり、症状が軽かったりする場合、「たかが花粉症でしょ」と見過ごしてしまうことなんですよ。

真知子さん:たしかに、花粉の症状って受診のタイミングを迷います。うちは食物アレルギーがあるので、そのときに相談して目薬を出してもらいましたが、その症状のためだけだったら、わざわざ病院へ行かなかったかもしれません。

麻衣さん:私自身も花粉症がひどいので、自分の経験から娘の様子をキャッチするのが早かったと思います。それでも、熱が出るような病気とは別で、ある程度仕方ないと思っている部分があるので難しいところはありますよね。

親野先生:まずは、お子さんがどんなことに困っているかを観察することが大切です。花粉の症状の経験がない人は、ぜひ想像力を働かせてね。そして、「かゆいよね」「つらいよね」と共感しながら、たくさん子どもの話を聞いてあげましょう。

今日みたいに、どんなときに困っているかを子どもに聞いてみると、マスクや花粉対策用の眼鏡を準備しよう、病院を受診しようといった対策ができますよね。

忙しくてなかなか病院に行けない場合もあるでしょうから、その場合は市販の目薬を活用してもいいですね。たかが花粉だと思わず、子どもたちの困りごとをしっかりケアしていくことが、学校生活の過ごしやすさにつながりますから。

子どもの目を守って、毎日をもっと楽しく快適に!

麻衣さん:私自身も花粉症なので麻夏の気持ちをわかっていたつもりでしたが、想像以上につらい想いをしていたことを改めて知ることができました。

花粉症の症状だから仕方ないと思っていたことも、もう少し対策していきたいなと思っています。環境を整えたり、子どもに合った対策を見つけられるのは、親しかいないな、と感じます。

真知子さん:この年齢からもう花粉症の苦しみを抱えているのだということを、改めて痛感しましたね。特に登校中の話は衝撃的だったので、お友だちにも情報をシェアしようと思います。

親野先生:花粉症の症状は、一年のうち数か月続くケースがほとんど。春と秋の両方に症状が出る子もいますから、それだけの長い期間、子どものQOL(生活の質)が下がるというのは、やっぱり見過ごせません。

勉強面、精神面、習い事に友だちとの遊びの面でも非常にロスが大きいので、ぜひ子どもの様子を注意深く見守り、困りごとに気づいてあげてください。子どもたちが、過ごしやすい毎日が送れることがいちばんだと思います!

しみにくいさし心地で、子どもでも使いやすい目薬「ロートアルガードこどもクリア」

ドラッグストアや商業施設に入っている薬局などで購入できる「ロートアルガードこどもクリア」は、花粉やハウスダストなどによる目のつらいかゆみを抑える、1歳以上の子どもから使える目薬です。

①しみにくい処方設計で、子どものストレスを軽減!

かゆみを止める成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩)、炎症を鎮める成分(グリチルリチン酸ニカリウム)、細胞の呼吸を促し修復をサポートする成分(L‐アスパラギン酸カリウム)を配合。涙に近いpHなので、しみにくいやさしいさし心地です。

②防腐剤無添加で、親もうれしい!

防腐剤(ベンザルコニウム塩化物、パラベン)は配合しておらず、さらに無香料・無着色。1歳以上の小さな子どもから使えます。

③開閉しやすい&どんな角度でも差しやすいから、親子で快適!

指の力が強くない子どもでも簡単に開け閉めできる「ワンタッチ式スクリューキャップ」、そして、目薬をかたむけるだけで、どんな角度からも点眼しやすい「フリーアングルノズル®」を採用。「子どもに目薬をさすのが苦手」という保護者の方や、「自分ではうまくさせない」というお子さまも、快適に目をケアできます。

結史くん:すごい! 初めて一発でさせたよ!

真知子さん:うちの子は自分ではうまく目薬がさせなくて、どうしても違う場所に落ちてしまうんですが、これはすごく使いやすいですね。私がそばにいなくても大丈夫(笑)。

麻夏ちゃん:じつは、目薬って目にしみることが多いから、あんまりさしたくないなぁって思ってたけど、全然しみなかった!

麻衣さん:子どもに使うものなので、防腐剤を配合していない点やしみにくいのがうれしいですね。

 

自分ひとりでは目薬をさすのが難しい、目にしみるといった子どものお悩みも、「ロート アルガードこどもクリア」なら解消できそう! お近くのドラッグストアや薬局で気軽に手に入るのも、忙しい親子にピッタリです。

取材・文/水谷映美 編集/石橋沙織(学研キッズネット)撮影/鈴木謙介 デザイン/曽矢裕子 制作協力/ロート製薬株式会社

学研キッズネット編集部

学研キッズネット編集部

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