ホルムズ海峡が通れないため、中東の子どもたちにランドセルを届けることができません
NGO団体の「ジョイセフ」は、日本で使わなくなったランドセルを集めて、アフガニスタンなどの子どもたちに送る活動をしています。団体は、2004年からこの活動を始めて、今までに約30万個のランドセルを送りました。しかし、2025年分と2026年分のランドセルを送ることができなくて困っています
今までは、日本から船でパキスタンを通って、陸の道を使ってアフガニスタンまで届けていました。2025年10月にパキスタンとアフガニスタンの国境を通ることができなくなりました。パキスタンから船でホルムズ海峡を通って、アラブ首長国連邦(UAE)やイランの港に送って、アフガニスタンまで届ける方法に変えました。
しかし、アメリカ・イスラエルとイランの戦いで、船がホルムズ海峡を安全に通ることができなくなりました。2025年に送った約6000個のランドセルが、パキスタンから日本に戻ってきました。また、2026年に集めた約3000個のランドセルも送ることができません。東京都にある倉庫の中に保存したままになっています。ジョイセフの佐藤文枝さんは「今までにない状況に困惑している」と話しました。
ジョイセフによると、アフガニスタンの子どもたちにとって、ランドセルはただの学用品(学校で使うもの)ではありません。学校に通えない子どもが多くて、特に女の子は、子どもでも結婚させられることが多いです。ランドセルを届けることは、アフガニスタンの子どもたちが親に「これ(ランドセル)をもらったから学校へ通いたい」と意見を伝えることにもつながるといいます。
ジョイセフはこれからも、ホルムズ海峡の問題を注意して見ながら、子どもたちへの支援(助けること)を続けていきます。佐藤さんは「アフガニスタンの子どもたちのために、希望の光は閉ざしたくない」と話しました。
朝日新聞の記事をやさしい日本語に言い換えた記事です。









