あいらカルデラ【姶良カルデラ】 鹿児島湾(かごしまわん)の桜島(さくらじま)より北の部分にあたる東西23km,南北17kmの広がりをもつカルデラ。カルデラの大部分が海の中にしずんで鹿児島湾(かごしまわん)の一部になっている。約(やく)2.2〜2.5万年前,現在(げんざい)の桜島(さくらじま)火山の位置(いち)で大噴火(ふんか)がおこり,多量(りょう)の軽石や火山灰(ばい)を火砕流(かさいりゅう)として噴出(ふんしゅつ)した。火山灰(ばい)ははるか青森(あおもり)県にまでふった。その後,火口とその周囲(しゅうい)が陥没(かんぼつ)してカルデラになった。大部分が霧島錦江湾(きりしまきんこうわん)国立公園に属(ぞく)する。コーチ 約(やく)1万3000年前,このカルデラの縁(ふち)でふたたび噴火(ふんか)が始まり,桜島(さくらじま)火山が誕生(たんじょう)した。