**あおもり【青森(県)】

県名の由来

江戸(えど)時代に津軽藩(つがるはん)が現在(げんざい)の青森(あおもり)の地に港をつくったとき,松林が青々として印象的(いんしょうてき)だったため「青森(あおもり)」とよんだのが地名の由来とされ,これを県名とした。

県庁所在地

青森(あおもり)市

県の面積

9645km2

県の人口

137万人

県の代表的な伝統工芸品と祭り

〔伝統工芸〕

 ○津軽塗(つがるぬり)

〔祭り〕

 ○ねぶた(青森(あおもり)市,8月2〜7日) ○ねぷた(弘前(ひろさき)市,8月1〜7日) ○えんぶり(八戸(はちのへ)市,2月17日〜20日)

位置(いち)・地形・気候(きこう)

青森県は,本州の最北端(さいほくたん)にあり,北は津軽海峡(つがるかいきょう)をへだてて北海道(ほっかいどう)と向かい合い,西は日本海,東は太平洋に面している。

北部には,津軽(つがる)半島・下北(しもきた)半島が陸奥湾(むつわん)をかこむようにつきだしており,下北(しもきた)半島の北部には恐山(おそれざん)山地がある。津軽(つがる)半島の先端(せんたん)は龍飛崎(たっぴざき)で,青函(せいかん)トンネルで北海道(ほっかいどう)とむすばれている。

県の中央部には奥羽山脈(おううさんみゃく)が南北に走り,山脈(さんみゃく)の西側には岩木(いわき)川がつくった津軽(つがる)平野が,東側には三本木原(さんぼんぎはら)の台地が広がる。

気候(きこう)は,全般に寒冷(かんれい)だが,奥羽山脈(おううさんみゃく)を境(さかい)に,冬に雪が少ない太平洋側(がわ)の気候(きこう)と,雪の多い日本海側(がわ)の気候(きこう)に分かれる。

歴史(れきし)

むかしの陸奥(むつ)国の一部にあたる。古くはアイヌ民族(みんぞく)の居住(きょじゅう)地だった。平安時代後期,安倍氏(あべし),清原氏(きよはらし),奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)があいついで実権(じっけん)をにぎり,中央政府(せいふ)に対抗(たいこう)した。

鎌倉(かまくら)時代以降(いこう)は,西の津軽(つがる)地方は安倍氏(あべし)の子孫(しそん)とされる安東氏(あんどうし),南東の南部(なんぶ)地方は南部氏(なんぶし)が支配(しはい),江戸(えど)時代も,弘前藩(ひろさきはん)(津軽藩(つがるはん))と盛岡藩(もりおかはん)(南部藩(なんぶはん))の一部に分かれていた。

明治(めいじ)になって,1871(明治(めいじ)4)年7月に弘前(ひろさき)県など7県ができ,9月に合併(がっぺい)後,青森(あおもり)県となった。

産業(さんぎょう)

耕地面積(こうちめんせき)は全国4位,農業生産額(せいさんがく)は8位(い)で(2009年),農業がさかんな県である。農業の中心は津軽(つがる)平野の稲作(いなさく)とリンゴ栽培(さいばい)で,米の生産量(せいさんりょう)は全国11位(い)(2010年),リンゴは全国1位(い)である。近年は,根菜(こんさい)を中心に野菜栽培(やさいさいばい)もふえており,ヤマノイモ・ニンジン・ダイコン・カブ・ゴボウの生産量(せいさんりょう)は,いずれも全国5位内にある。畜産(ちくさん)もさかんで,とくにブタ(2011年全国8位(い))やブロイラー(2009年全国4位(い))の飼育(しいく)数が多い。

水産(すいさん)業もさかんで,漁獲量(ぎょかくりょう)は全国3位(い)(2009年),八戸(はちのへ)港はイカ類(るい)を中心に全国4位(い)の水揚(あ)げ量(りょう)をほこる(2005年)。また,陸奥湾(むつわん)ではホタテガイの養殖(ようしょく)がさかんである。

工業生産額(せいさんがく)は,全国41位(い)(2009年)。非鉄金属(ひてつきんぞく)と食料(しょくりょう)品の生産額(せいさんがく)が多い。工業が最(もっと)もさかんなのは八戸(はちのへ)市で,その生産額(せいさんがく)は県全体の約(やく)3分の1をしめている。八戸(はちのへ)市では化学工業もさかんである。六ヶ所(ろっかしょ)村には核燃料処理施設(かくねんりょうしょりしせつ)の建設(けんせつ)が進んでいる。

日本一のリンゴ産地(さんち)

青森(あおもり)県のリンゴの栽培面積(さいばいめんせき)と生産量(せいさんりょう)は,ともに全国の約(やく)半分をしめ,青森(あおもり)県は日本一のリンゴ生産(せいさん)県である。

リンゴ栽培(さいばい)の中心地は,弘前(ひろさき)市を中心とする津軽(つがる)平野南部である。リンゴ栽培(さいばい)は,すずしい気候(きこう)と水はけのよい土壌(どじょう)のところが適(てき)しているが,津軽(つがる)平野南部のゆるやかな傾斜(けいしゃ)地と岩木川ぞいは,この条件(じょうけん)によくあっている。

青森(あおもり)県でリンゴ栽培(さいばい)が始まったのは1875(明治8)年のことで,政府(せいふ)から配られた数百本の苗木(なえぎ)を弘前(ひろさき)市周辺(しゅうへん)の各農家が植えたのが始まりとされている。リンゴは津軽(つがる)平野の気候(きこう)風土にあって,栽培(さいばい)は広がっていき,品種(ひんしゅ)の改良(かいりょう)や,袋(ふくろ)かけで病害虫(びょうがいちゅう)をふせぐなどの栽培技術(さいばいぎじゅつ)の改良(かいりょう)によって,生産(せいさん)も大きくのびていった。

品種(ひんしゅ)は,1970(昭和45)年ごろまでは酸味(さんみ)の強い「国光(こっこう)」が中心だったが,人々のこのみにあわせて品種改良(ひんしゅかいりょう)が進められ,現在(げんざい)は甘(あま)みの強い「ふじ」を中心に,「ジョナゴールド」「つがる」「王林(おうりん)」などが多く栽培(さいばい)されている。

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