あげちれい【上知令】 1843年,老中(ろうじゅう)水野忠邦(みずのただくに)が天保(てんぽう)の改革(かいかく)で発布(はっぷ)した法令(ほうれい)。江戸(えど)・大阪(おおさか)10里四方(大阪(おおさか)は5里四方という説(せつ)もある)を江戸幕府(えどばくふ)の直轄領(ちょっかつりょう)として,その地域(ちいき)の大名・旗本(はたもと)領(りょう)を他にうつそうとしたもの。大名・旗本(はたもと)や領民(りょうみん)の反対を受けて中止し,水野退陣(みずのたいじん)の一因(いちいん)となった。◇「じょうちれい」ともいい,「上地令」とも書く。