あげはましきえんでん【揚げ浜式塩田】 製塩(せいえん)を行うための塩田(えんでん)の一種(いっしゅ)。日本では鎌倉(かまくら)時代におこり,江戸(えど)時代初期(しょき)に入(い)り浜(はま)式塩田(えんでん)があらわれるまで一般的(いっぱんてき)であった。砂(すな)をしいた塩田(えんでん)に,海水を何回もまいて,日光や風の力によって水分を自然(しぜん)に蒸発(じょうはつ)させ,塩分(えんぶん)が十分についた砂(すな)をかき集め,海水をそそいでこい塩水(しおみず)をつくり,これを,かまでにて塩(しお)をつくる方法(ほうほう)。⇒塩田(えんでん)