織田信長・豊臣秀吉が政権をにぎっていた時代で,織豊時代ともいう。信長の入京(1568年)から関ヶ原の戦い(1600年)まで33年間をさすのがふつう。信長・秀吉によって各地の戦国大名が平定され,封建制度の基礎がかためられていった時代である。とくに太閤検地により封建的土地支配が確立し,刀狩によって兵農分離が進み,身分制度の基礎がかためられた。また,商工業の発達をはかるため,楽市・楽座の制を実施し,関所を廃止した。◇文化のうえでは,新興大名・大商人の気風を反映して,城郭建築や障壁画に代表されるような雄大で豪華な桃山文化が生まれた。⇒桃山文化
コーチ
信長は
安土に,
秀吉は
京都の
伏見(のちの
桃山)に
城をきずいたので,この名が生まれた。