アドレナリン 副(ふく)じん髄質(ずいしつ)から分泌(ぶんぴつ)されるホルモン。神経(しんけい)ホルモンとして,交感神経(こうかんしんけい)の末端(まったん)からも分泌(ぶんぴつ)される。アドレナリンの働(はたら)きは交感神経(こうかんしんけい)に働(はたら)きかけることと,肝臓(かんぞう)のグリコーゲンを分解(ぶんかい)してグルコース(ブドウ糖(とう))とし,血糖量(けっとうりょう)を増加(ぞうか)させることである。また,心臓(しんぞう)の拍動(はくどう)数の増加(ぞうか),毛細血管(けっかん)の収縮(しゅうしゅく),立毛筋(りつもうきん)の収縮(しゅうしゅく),どう孔(こう)の拡大(かくだい)などの働(はたら)きがあり,インスリンと対抗(たいこう)して血糖量(けっとうりょう)の調節(ちょうせつ)に働(はたら)く。