(1954〜 )平成時代の政治家,第90代・96代内閣総理大臣。東京都生まれ。祖父は岸信介,大叔父は佐藤栄作,父は首相候補だった安倍晋太郎という政治一家で育つ。成蹊大学を卒業後,米国留学。帰国して3年間の会社勤めを経た後,1982(昭和57)年から父・晋太郎の下で秘書官等を務める。1993(平成5)年,91年に急死した父の地盤を受け継ぎ,衆議院議員選挙に初当選。2005(平成17)年10月第3次小泉改造内閣で内閣官房長官として初入閣。06年9月,内閣総理大臣に指名される。戦後生まれとしては初の首相に就任するが,07年9月に体調の悪化などを理由に辞職した。2012(平成24)年12月,民主党を中心とした政権が崩壊すると内閣総理大臣に返り咲き,第2次安倍内閣が発足した。この内閣では大胆な金融緩和政策を講じ,アベノミクスとよばれる経済政策を推進している。国防・外交では保守的な姿勢を示す。(2019年1月現在)現役の首相。